看護師が就職や転職する際には、職場の福利厚生について検討しなければなりません。福利厚生は、住居手当や退職金制度など、様々な種類があり、自分に最も重要な項目を考えて、職場を選ぶ必要があるでしょう。例えば、看護師としてキャリアアップを目指す場合、支援制度などの福利厚生を整えた職場を探すことが重要です。認定看護師や専門看護師といった上級資格の取得がキャリアアップにつながるので、こうした資格取得を支援する教育制度が充実している職場を探しましょう。まず資格取得のために必要な研修に参加しやすい職場として、大学病院が挙げられます。また、資格取得支援を積極的に行っている民間の医療機関も多く、キャリアアップを目指す看護師を募集するため、ホームページなどでアピールしているので、関心のある職場のサイトを確認しましょう。

さらに、激務を免れない医療現場では、看護師の疲労回復のため充実した休暇制度が欠かせません。有給休暇の消化率やリフレッシュ休暇制度の有無について、チェックすることが必要です。休暇制度の実態については、ツィッターや口コミなどのサイトで調べることも可能です。さらに、福利厚生の充実度を計る基準として、昇給制度にも着目しなければなりません。着任当初の給与が低くても、昇給率が高ければ、仕事に対するモチベーションが上がるでしょう。給与について公開している職場は多いですが、昇給制度の詳細までは公表していないため、直接問い合わせてみることも大切です。